後期研修医募集

Recruitment for late semester training

日本乳癌学会では乳腺専門医取得に必要な条件として「学会認定医制度協議会の定める基本的領域診療科の認定医または専門医であること」としており、外科専門医のみならず、内科医、産婦人科医、放射線診断・治療医など基盤となる診療科認定医・専門医を有していれば乳腺専門医を取得可能です。
当科では外科系以外に2008年より内科系の乳腺専門医を目指す医師を育成しており、今後も外科・内科問わず様々なバックグラウンドを持つ乳腺専門医を目指す医師を募集しています。

卒後プログラム

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  1. ※1 東海大学では、大学院に進学する場合、臨床助手・ハイブリッドコースを選択し、学位を取得することができます。
    ハイブリッドコース(臨床大学院)に進学した場合、臨床と研究を並行して行うことができ、専門医取得が早まる可能性があります。
    また、臨床助手の7割の給与が支給されます。詳しくは東海大学のホームページをご覧ください。
    希望者には留学を勧めています。これまでにUCLA(University of California,Los Angeles)、Dana-Farber Cancer Institute、MD Anderson Cancer Centerへの留学実績があります。

具体例

男性医師 外科研修(旧カリキュラム)修了

略歴

1~2年目
東海大学医学部付属病院 初期研修医
3年目
独立行政法人国立病院機構 東京医療センター 外科医員
4~5年目
東海大学医学部 外科学系消化器外科学 臨床助手
6年目
独立行政法人国立病院機構 村山医療センター 外科医員
外科専門医取得
7年目
東海大学医学部大学院進学(ハイブリッドコース)
がん治療認定医取得
9年目
乳腺認定医取得
10年目
がん薬物療法専門医取得
11年目
学位取得・東海大学医学部 乳腺・内分泌外科学 助教
14年目
乳腺専門医取得
15年目
がん薬物療法専門医・指導医取得
16年目
東海大学医学部 乳腺・内分泌外科学 講師
19年目
東海大学医学部 外科学系乳腺・腫瘍科 講師

私は初期研修医の時分、がん患者さんを手術で救いたいと思い、後期研修医で一般外科を志しました。外科専門医は6年目で取得しました。専門医の修練を積む過程で、薬物療法の重要性を痛感しました。当時非常に注目を浴びていた抗HER2療法を深く研究したいと思い、大学院に進学し、乳腺・内分泌外科を専攻しました。しかし、家庭があり、子供が3人いる私にとっては収入がなくなるのがとても不安でした。しかし東海大学大学院のハイブリッドコースに進学することで、経済的なことを心配せずに臨床・研究に没頭できました。
基礎研究は免疫学教室にて、臨床と基礎の架け橋となる、新規抗HER2ワクチンのtranslational researchを行い、学位を取得しました。また、臨床を並行して行っていたため、大学院在学中にがん治療認定医とがん薬物療法専門医の取得が可能でした。
現在は乳腺外科で臨床医として働くかたわら、キャンサーボードの委員も務めています。
基礎研究は継続しており、年に1度の学会発表・論文作成を心がけています。
東海大学乳腺外科学教室は自分がやりたいと思うことを実行・実現できる環境が整っています。

女性医師 内科研修(旧カリキュラム)修了

略歴

早稲田大学
第一文学部心理学専修卒業・早稲田大学文学研究科心理学専攻中退
1~2年目
東海大学医学部付属病院 初期研修医
3年目
東海大学医学部 乳腺・内分泌外科学 臨床助手(内科学系進路選択)
4年目
内科認定医取得
5年目
東海大学医学部 乳腺・内分泌外科学 助教
7年目
乳腺認定医取得
9年目
がん治療認定医取得
10年目
がん薬物療法専門医取得
14年目
東海大学医学部 外科学系乳腺・内分泌科学 講師
15年目
東海大学医学部 外科学系乳腺・腫瘍科学 講師

私は前出身大学、大学院では心理学を専攻していました。心理学を勉強しているうちに医療に興味を持ち、自分も診療に携わりたいと考え、東海大学に学士編入しました。
入学後臨床実習で、まだ小さなお子さんがいる患者さん、自身の調子が悪いのに家庭のことを気にかけながら闘病されている多くの患者さんに会い、この方たちの力になりたいと考え、診断、治療(薬物療法・手術)、緩和までを一貫して行える乳腺外科に強い興味を抱きました。一方で在学中に出産し、育児も両立しなければならなかった私はがんに関わる診療科を志すことも不安でした。しかし乳腺外科の先生方はご自身も家庭を大切にされている先生ばかりで、家庭・育児と仕事の両立に相談、協力してくれる環境が整っていました。
乳腺外科を専門とするには外科専門医を取得するのが一般的ですが、東海大学では内科学系からの進路も選択できました。がん薬物療法に興味があった私は内科学系の進路を選択しました。臨床助手で化学療法を行う内科系診療科を研修することで、乳腺外科に限らず他分野の薬物療法も深く学習することができました。研修の成果はがん治療認定医およびがん薬物療法専門医取得という形で示されました。現在は院内のキャンサーボードで幹事を務め、東海大学病院全体の腫瘍内科学に対する最新知識の共有を図っています。
また、遺伝外来で家族性腫瘍にも携わっています。以前勉強した心理学の知識を活用し、単にがんの診断・治療をするに止まらず、さらに広い視野でがんという病気を捉えようと努めています。
多くの患者さんと向き合い、勉強すればするほど色々な興味が湧いてきます。おそらく女性医師で家庭と両立しながら興味のある分野を勉強したい方は大勢いらっしゃると思います。
東海大学乳腺外科は、がん診療に関わりたいと考えている女性医師にも最適な診療科だと思います。

結婚・出産後の待遇

男女を問わず、結婚・出産後の待遇について相談に応じます。産休・育休制度を活用し、最大産後1年間の休職が可能です。短時間勤務制度(20~28時間勤務/週、子供が9歳になるまで、最大3年間)を利用することもできます。この制度を利用し、復帰後も他医師と同様に臨床・研究・教育を継続することができる体制を整えております。本院(伊勢原)、八王子病院ともに院内保育所を併設しており、利用時間は7:00~22:00です。

週間予定表

午前 外来
手術
病棟
外来
手術
病棟
外来
手術
病棟
外来
手術
病棟
外来
手術
病棟
マンモトーム
外来
手術
病棟
午後 外来
手術
病棟
外来
手術
病棟
外来
手術
病棟
外来
手術
病棟
外来
手術
病棟
16:00~教室会議
16:30~
病理診断科・画像診断科・
超音波検査科合同カンファレンス
14:30まで

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お問い合せ

住所:〒259-1193 神奈川県伊勢原市下糟屋143 東海大学医学部付属病院 乳腺外科

E-mail:mamma#tokai.ac.jp

  • メールを送る際は#を@に変更し、送信して下さい。
  • 上記メールアドレスからの、患者様からのお問い合わせはお受け致しかねます。
    お問い合わせいただいた場合、お返事致しかねますので、ご了承下さい。

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