なぜ手術後の定期検査が必要なのでしょう?
手術後の定期検査の目的は、再発を見つけることと新たな別の乳癌を早い段階で見つけることです。再発には、乳房の中に起こるものと、乳房以外の臓器に起こるものとがあります、乳房の中に再発した場合にはなるべく早く発見し、適切な治療を行うことが大切になります。乳房以外の臓器の再発が心配で検査をこまめに行って早い段階で再発を見つけて治療を行っても、すでにがんは血液に乗って全身に回っていますので、その後の経過を大きく変えることは難しいと言われています。
しかし症状のないときに再発を見つけることは、体の負担が少ない治療を選択することができます。術後は特に乳房、わきの下、首、鎖骨周囲を注意深く、しこりがないか確認して下さい。